おおきくなるっていうことは…
久しぶりの投稿です…。
今日、4歳になる娘からある絵本のことを教えてもらいました。
どうやら保育園で借りてきた絵本のようです。
お風呂に入っていると、娘は思い出したように言います。
娘:「おおきくなるっていうことは…シャンプーだって嫌がらないってこと」
絵本に書いてあったことを偉そうに言ってきました。
自分もおおきくなった経験者として、娘に言ってやらなければと思い、
父:「おおきくなるっていうことは、白髪が生えるってこと」
物理的なおおきさだけではなく、いろんな尺度のおおきさがあるんだと伝えたかったのです。でも娘はたたみかけてきました。
娘:「おおきくなるっていうことは、水に顔をながくつけられるってこと」
…たしかに…
父:「おおきくなるっていうことは、年金を上手にもらえるってこと」
…だんだん、自分でも意味が分からなくなってきました。でも、娘は猶予を与えてくれません。
娘:「おおきくなるっていうことは、洋服が小さくなるってこと」
父:「おおきくなるっていうことは、肌が乾燥するってこと」
娘:「おおきくなるっていうことは、新しい歯が生えてくるってこと」
父:「おおきくなるっていうことは…入れ歯を上手に入れられるってこと」
そろそろ限界です…
すると娘はこう言いました。
娘:「おおきくなるっていうことは、ちいさなひとに優しくなれるってこと」
完全に敗北です。
そう、私はおおきくなることを老化と勘違いしていました。娘は私よりしっかりといろんなおおきさを語ることができたのです。
そんな心の温まる…良い絵本でした。